FINESSENCE

COLUMN

はなむけの言葉

[ AROMA ] 2016.02.25

驚くほどの暖かい日差しを感じたかと思ったら、翌日には再び肌着にカイロを貼る。

ダウンジャケットをクリーニングに出すタイミングを考える季節になりました。

花粉症はつらいけれど、やっぱり春が待ち遠しい…。

そんな想いでふと緑道に植えられた桜の枝を眺めてみると、まだまだ硬そうではあるけれど、

そこにはしっかりと春を待つ蕾が膨らんできていました。

 

もうすぐ卒業、そして入学や就職など、さまざまな新生活がスタートする季節ですね。

未来を担う子ども達の希望に溢れるキラキラした瞳は、ただそれだけで美しく心が洗われる想いがします。

 

旅立つ者へ激励の意味を込めて送られる言葉などに『はなむけの…』と使いますが、その意味をご存知でしょうか?

 

私は、祝福の気持ちを込めて贈る言葉を『花』に見立てた『花を手向ける』からなのかと思っていました。

私も!!と思われた方!残念ながら違うみたいです。

 

『花』ではなく『鼻』なのです。

遠くへ旅立つ者へ、安全を祈願して馬の鼻先を進む方向へと向けた習慣であった

【馬の鼻向け】からの言葉だそうです。

平安時代の日記文学『土佐日記』には

― 船路なれど、うまのはなむけす ―

<訳>(馬には乗らない)船旅だけれど、うまのはなむけをする 

との一文があります。

『はなむけ』は、漢字で『餞』とも書きます。旅立つ者へ送る金品などを「餞別・せんべつ」と呼びますね。

 

卒業式に校長先生から長々と(失礼!!)頂いた、『はなむけの言葉』、あまり内容は覚えていません。

旅立つ生徒達が大人になっていく道のりを、心健やかに歩んでいく方法だったのなら、

もっとしっかり聞いておくんだったわ…と、すっかり大人の私は自分の歩いてきた道を振り返り思うのですが…。

桜

 

家族や友人、大切に想う人の旅立ちに送る『はなむけ』

 

決して上手な言葉でなくても、その人への想いを送る『はなむけ』

 

 

歩き出す道のりが光に照らされ、輝かしい未来へと繋がっていますように。

 

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新しい環境は緊張がつきもの。バスタイムの後に、
ラベンダーの香りでリラックスタイムをお過ごしくださいね。

 

<KANNA YAMAMOTO>